816 汐留点描〜シオサイト

車用の案内みたい


 今月から、訳あって汐留で仕事することになった。これから、たまにここ汐留付近の話を書こうと思う。
 これまで何度か訪れたことがあるが、ビルや店の数が増えて、雰囲気はずいぶん変わってきたが、周囲のビルとの連携がほとんど考えられていないという点については、ほとんど変わっていなかった。
 ビルの中は、当然ながら詳細な案内図がいたるところにあるけれど、一歩外に出てしまえば、そもそも隣は何のビルなのか、そのビルの中にはどんなテナントが入っているのかということがほとんどわからない。つまり、すぐ近所に銀行やコンビニがあったとしても、それを見つけるには、それぞれ伸びるまで足を運ばなければならないということだ。また、地下通路やペデストリアンデッキには、都が用意した案内図があるが、きちんと更新されていない部分が見受けられるし、その内容もあまり親切ではない。新橋駅から汐留方面へ歩いていくと、銀座方面・浜松町方面といった具合で、漠然とした方向しか書かれていないのだ。確かに間違いではないけど、車じゃないんだから、そんな遠くの地名を表示してどうする?と、思わずツッコミを入れたくなる。
 もうちょっとビルとビルの連携が取れて、ひとつの街となるには、もうしばらく時間が掛かりそうだ。