000 三番搾り

果たして閉店セールはいつまで続く?


 今週末はあまり出掛けることなく、新しい「定点観察」のための仕掛け作りをしていた。大したものを作ろうという気はないのだけれど、変なところで深みにはまって、時間がかかってしまう。ほんとは、今日で一応の完成としたかったのだが、いまだ終わらず。

 もともとは出不精のくせに、一日中家にいると、今度はかえってくたびれてくる感じがするので、夕方に外に出てみよう…と思ったところで、夕立にあい、ものすごい雨が降ってきたので、いったん退散。
 しばらくして雨が上がり、急速に雲がなくなってきたところで、ふたたび出掛けてみる。雨に洗われたつつじが綺麗。
 駅の近くに、ずっと前から「完全閉店」の広告を出しながら営業を続ける、ある紳士服専門店がある。毎週に「完全閉店」と「売り尽くし」の文字と、別れの挨拶が載っている広告が入ってくる。それが翌週も、さらに翌週も…。もうかれこれ3ヶ月は経っているが、今週は広告が入らなかった。いよいよ閉店か?と思ったら、今日もやっていた。果たしていつ閉店するのだろう?

 869 これもまた自己表現

 TBSの公式ホームページに掲載されていたコラムが、各新聞記事を盗用していたどころか、この問題が発覚した当初は、執筆していた担当部長が外部の契約ライターに責任転嫁していたという。

 盗用もひどいが、バレたあとのドタバタがもっとひどい。どんな感じの記事なのかなと調べてみると、さすがにこのコラムはTBSのサイトからは削除されていたのだが、googleのキャッシュには残っていたので、ひととおり読むことができた。

 見出しは、編集長コラム「DUGOUT」となっている。…ということは、問題が発覚した当初、契約ライターのせいにした時点で、そもそもおかしな状況だったのだ。「編集長コラム」なのに、外部のライターとかTBSの社員に書かせていたという担当部長の主張を鵜呑みにして、そのまま発表してしまうことに対して、TBSの関係者は、ちょっとおかしいとは思わなかったのだろうか? 担当部長に聞けないのだったら、「誰か編集長コラムを、担当部長に代って書いた奴はいるか?」とひとこと聞けば良かっただけのことだ。そんなことをせずに、「よく調査してみるとすべて担当部長が書いたモノでした」…なんてバカバカしいんだろう。

 記事によると、この担当部長「デスク業務になって、直接取材する機会がなくなり、話題が乏しくなった」と話していると言うが、直接取材しなくたって、プロなんだから話題くらい集められるだろう? 話題がなくなりネタ探しをした先が、手元にあった新聞記事。そしてそれの丸写し。あまりに安易すぎやしないか? そしてばれそうになったら責任転嫁。彼は、最後の最後に、こんな形で体を張った自己表現したってことか?

◆6452歩 / 今日は仕事でゆりかもめに乗りました。いつも混んでますね。台場は修学旅行生でいっぱいでした。

 868 自己表現

これは、PowerPointのアイコン

 今日の夜、珍しく高校時代の友人がやってきた。お互いの最近の状況や、彼がこの秋にも結婚する(!)などいろいろな話をする。

 彼と別れ、残りの仕事でもしようかと、会社に戻る。そこで、まだ残っていた同じ課の、かちょ〜(仮名)と、ふ〜さん(仮名)と話をした。話題は「PowerPoint」。「PowerPoint」は、かつてのOHPに代わる会議や打ち合わせのプレゼンテーションに使うパソコンソフトで、ここの会社では必須のツールだ。会議の要点を箇条書きや簡単な図にしてまとめて、スライドで見せるようになっている。
 その表現方法が、各人によって明らかに違うのだ。例えば…
 かちょ〜は、見出しの言葉が必ず箱のように四角く囲われていて、その箱に影が付いているのが特徴である。
 ふ〜さんは、まったく飾り気がないシンプルな図が描かれているのが特徴。
 そして僕のは、やたら理屈っぽい文章を書くのが特徴らしい。文章が長いのはふ〜さんも同様で、さすが経験豊富だけあって、かちょ〜のは、不必要表現がなく要点がすっきり(…というか思いっきり)と箇条書きでまとまっている。
 スライドで見せる資料なのだから、本来はあまり細かい文章を書いても仕方がないのだが、できるだけ誤解の内容に伝えたいがために、どうしても文章が長くなりがち。それが僕の場合は理屈っぽくなる。二番搾りの文章を見てもおわかりいただけると思うけど。
 「PowerPoint」で作る資料を見ると、その表現方法によって、その人となりが見えてくるからおもしろい。

 小学生〜高校生くらいまでは、授業や生活の中で、工作や美術などの作品や、手書きの文字といったものを見ることで、その人なりの「表現」というものを見る機会は少なくなかったが、大人になってくると、それが極端に減ってくる。日常「手書き」で何かをするということは、まれだし、僕のようにこのようなサイトを作ってる人は別にして、日ごろ各人の表現の違いを見いだせる場というのはあまりないが、この「PowerPoint」で作る資料こそ、大人の世界における「自己表現」を垣間見ることのできる絶好の?場なのかもしれない。まぁそれだけに、作るのには相当頭を悩ませるのだけれど。

◆5/12 5732歩 / 万歩計壊れたのかな?今日はいつもとそんなに変わらないはずなのに

 867 場所取り

 最近、社員食堂の場所取りが激しさを増している。新入社員が増えてきたからかな。
 場所取りの方法としては、個人の所有物を机の上に置くというのが一般的だが、その置かれるものの考察をしてみる。

○ハンカチ
 自分のものであることを主張できる効果がある。軽いので机から落ちてしまうかもしれないのが難点?
○タバコ
 ハンカチの比べて存在感があるので、場所取りのアイテムとしては効果的か。隣の席でも同じブランドのタバコだと迷うかも。
○携帯電話
 最近一番多いかもしれない。自分のものであることを主張するには完璧だが、盗難などの心配がある。

 このほかに見かけるものとしては、文庫本(カバーの掛かったもの)、ペットボトル(飲みかけ)などがある。
 ここまでは、まぁありがちなアイテムだろう。次に示すのは、実際にあったもので、場所取りアイテムとしては、適切かどうかちょっと悩ましいものを挙げてみる。

?食堂用プリペイドカード
 残金があるかどうかは不明だが、もし残っていたら盗難が心配だし、軽いので飛ばされかねない。
?おぼん
 片づけ忘れにも見えるし、そもそも誰のものでもなく食堂の備品である。テーブル上で大きな面積を占めるので、これもある程度の抑止力がある。
?紙ナプキン
 見た目、ゴミ同然の一枚だけ置かれた紙ナプキン。そもそもこれで場所取りの意味をなすのか不明。それでもある程度の抑止力があるようで、短時間であれば効果ありかも?

 こうして見ると、場所取りひとつでいろいろなアイテムがあるものだ。ただ、最近多く見かける携帯電話だが、机の上に「放置」しておくというのは、自分の感覚からはどうも解せない。会社内だから問題が少ないというのもあるかもしれないけれど。

 ただし、そもそも場所取りは混雑の原因となるので控えるべきでしょう。本来は。ちなみに自分は場所取りはしません。食べ終わりそうな人に狙いを定めて、一気に攻め込むので、食べる場所が完全になくなって困ったということはないんだけどね。

◆5/11 7597歩 / 最近だいたい歩数が同じくらいだな。

 866 もっと冷静になって。

 今日の朝日新聞天声人語に、こんなことが書かれていた…
先日、JRの尼崎駅に降りた時、時刻表を見た。脱線した電車と同じく、この駅から大阪の北新地などへ向かう線の本数は、朝8時台で上りが13本だった。そして、大阪駅や京都駅へ向かう線の方には、40本あった。東京の山手線が二十数本だから、確かに、かなり密だと思った。
 この文章で書かれている「大阪駅や京都駅に向かう線(=東海道線)」と「山手線」とは、実は比較すること自体全く無意味なのだけれど、それはなぜかおわかりでしょうか?  (参考:東海道線尼崎駅時刻表山手線新宿駅時刻表

 尼崎駅の時刻表をよく見ればすぐにわかるのだけれど、同時に2本の列車が出発しているところがある。これは、なんのことはない複々線の時刻表なのだ。大阪方面へ主に快速用と主に各駅停車用の2つの線路があって、その合計が40本という時刻表なのだ。そういう意味では、複線である山手線新宿駅の方が密であると言える。そもそも筆者は、40本あると言っているけれど、実際に数えてみると32本しかないので事実の誤認もあるが…。
 さらに、複々線の過密ぶりが危険だと言うのだったら、中央線新宿駅の例を見て欲しい。中央線も複々線である。 (参考:中央線(快速)新宿駅時刻表中央線(各駅停車)新宿駅時刻表
 同じ8時台、中央線各駅停車が22本、中央線快速電車28本で、なんと合計50本も走っているのに…。これだけ過密なのに、特に何か指摘された風でもない。

 何が言いたいかというと、事故から2週間が過ぎ事故の状況が明らかになる一方で、ボーリング大会や宴会を開いたという話が出たあたりから、報道が変質し始めた感じがしてならないということだ。事故解決には直接結びつかないような、JR西日本への単なるバッシングになっているように見えてしまう。今回のような記事はその例で、比較自体無意味なのに、JR西日本のダイヤは過密だという印象だけを与えている。

 JR西日本全体の問題として考えられてはいるが、その中にあって、JR西日本が抱えている問題に警鐘を鳴らしてきた人は、本当に誰ひとりいなかったのか? この事故にあたり、責任を持って職務を全うしている人はひとりもいないのか?

 もちろん事故は問題だし、JR西日本の企業体質にも原因があることは、ほぼ間違いない。けれど、いまの報道が、とにかくJR西日本が悪いということだけが一人歩きしていて、線路への置き石、駅員や乗務員への暴言や暴力といった妨害行為を誘発しているんじゃないかとすら思えてくる。なんだかマスコミだけがやたら熱くなってるような気がしてならない。

◆5/10 7194歩 / そういえば、昨日途中まで飲んだペットボトルのお茶をどこかに忘れてきてしまった…

 865 信玄餅

きな粉をこぼさないように食べましょう

 今日は午後に1件の打合せ以外は特に予定もなく、ずっと在席していたということもあって、こういうときは、特におなかがすくもの。こんなとき、ちょっとしたお菓子でもあればなぁ…なんて思うもの。

 そんなで今日は、連休明けということもあって、ありがたいことにお土産をいくつかいただいた。前回登場したパンダさんからは「洋風チーズ饅頭」を、縄文太郎(仮名・初登場)さんからは「信玄餅」をいただく。洋風チーズ饅頭は、僕の苦手なチーズが入っているようなので、自宅に帰ってから食べることにして、「信玄餅」を食べてみる。

 この「信玄餅」。もう甲斐名物としてあまりにも有名だし、食べる直前に食べる人が自ら黒蜜をかけるというコンセプトが、以前から興味深かったお菓子だ。…ということで、調べてみることにする。そのまんま「kikyoushingenmochi.com」というサイトがあって、その歴史や製造工程などの紹介がある。

 以前から気になっていた、「武田信玄との関連は?」とか、「餅や黒蜜は地元の名産なのか?」という疑問については、はっきりとした回答は得られなかったが、おそらく無関係のようだ。ただはっきりしているのは、昭和43年夏発売の翌年、武田信玄上杉謙信とのとの戦いを描いた大河ドラマ天と地と」が放送、さらに「風林火山」の映画化などで、空前の信玄ブームとなり、その波に乗ったことによって、信玄餅を甲斐名物としての不動の地位を確保したらしい。発売時1日5千個だったものが、今ではなんと1日15万個も作られているとのこと。1人2個は食べないだろうから、毎日15万人近くも食べてるなんて。

 「お菓子が売れるかどうか」は、まず美味しいかどうかというのはもちろんだけれど、一風変わったコンセプトや、その時代の流れとかブームに乗れるかどうかというのが、とても大きな鍵を握っているということがよくわかる。現在でも、山梨県でもっとも売れている菓子らしい。

◆5/9 7053歩 / ある打ち合わせで、気絶しそうなくらい眠い瞬間があった…

 000 三番搾り

眺めるだけで感動したんだろうな

  先日訪れた「タイムスリップ昭和展〜EXPO70とその時代〜」の福引きで当選したグリコのおまけ…中から出てきたのは、大阪万博で大変な人気を呼んだ「月の石」だった。
 未発売の商品と係の人は言っていたのだが、確かにこの付近では未発売というだけで、すでに関西と中部地方では発売されていたようだった。
 このタイムスリップグリコ 大阪万博編は、大阪万博のパビリオンやトピックスのなかから選び抜かれた13のシーンを、海洋堂お得意 のフィギュアで再現したものとのこと。やはり「太陽の塔」のような一番大阪万博らしい感じのが欲しかったかな。もちろん月の石も嬉しいですが。

 さて、定点観察にも書きましたが、誰にも頼まれてないプロジェクトが2つ進行(細かいのは、もっといろいろあるんですが)してまして、休日でもかなり忙しいのです。
 このプロジェクトのひとつに「定点観察」と「定点観察二番搾り」の統合というのがあります。これは、そう遠くない将来にここの「はてなダイアリー」を用いた「定点観察二番搾り」を、新たに作る新「定点観察」に吸収させる予定です。「定点観察二番搾り」にリンクしていただいている皆さまには、登録の変更をお願いすることになりますので、その際は、お手数ですがよろしくお願いします。